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【ニュース】白蓮事件って何?駆け落ち 失踪 妊娠 自由 [朝ドラ]

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NHK連続テレビ小説『花子とアン』に登場している「筑豊の炭鉱王」邸宅跡が観光スポットとなって

いますが、「白蓮事件」について調べてみました。

仲間由紀恵さん演じる「葉山蓮子」のもととなった歌人として知られる「柳原白蓮」こと伊藤燁子さんの

事件です。

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元々、「白蓮」は華族出身で、“大正三美人”のひとりに数えられるほどの美貌を持つ歌人でした。


筑豊の炭鉱王で知られる「伝右衛門」との結婚は愛のない政略結婚です。


そのため常に孤独を感じていて、子供を授からないままに、ついには社会運動家の宮崎龍介

駆け落ちしてしまいます。


この愛の逃避行が、林真理子さんの小説『白蓮れんれん』(集英社文庫)

でも取り上げられている「白蓮事件」です。



当時の新聞などでセンセーショナルに報道され、話題を呼んだようですね。


発端となったのは、駆け落ちですが妻から夫に宛てた「絶縁状」が大々的に公開されて新聞の社会面に

「『筑紫の女王』伊藤燁子 伝右衛門氏に絶縁状を送り 東京駅から突然姿を晦ませす 愛人宮崎法学士と新生活?」

との記事が大々的に載ってしまい、世間の目に触れることになります。



結婚時も親子ほどの年齢差のある華族出身の蓮子との結婚は世間を賑わし、圧倒的な注目度がありました。


そんな話題の方ですから、駆け落ちなんて大正の時代で生きる人たちからしたら注目も多かったのでしょうね。


白蓮のお相手は事件当時、帝大生だった宮崎龍介です。

きっかけは「筑紫の女王」の連載で二人は知り合います。


この「白蓮事件」後、実家の柳原家により尼寺を含む各所を転々とした幽閉生活を強いられて

いた蓮子でしたが、関東大震災で幽閉先が被災したのを機に宮崎家へ移ります。




1923年(大正12年)11月16日、燁子は除籍により華族から平民となって婚姻届を提出し

大正14年に正式に宮崎燁子となりました。


若いうちから華族として育てられ、自分の意見も通らない、そんな不自由な生活のあとの

自由はさぞかし宮崎燁子さんにとって幸せな晩年だったことでしょう。





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